糖尿病網膜症は3段階で進行｜高崎市の評判の眼科で治療！

まずは単純糖尿病網膜症が発生

糖尿病の人が罹患しやすい糖尿病網膜症は、3段階の症状を経て進行していきます。最初に見られる症状は単純糖尿病網膜症です。

眼にある網膜には毛細血管が多数存在していますが、単純糖尿病網膜症ではその毛細血管に血管の瘤が形成されるのが特徴。ほかにも点状の出血がみられ、網膜に硬性白斑というシミを作りながら症状が進行していきます。

糖尿病網膜症を放置したままにすると、前増殖糖尿病網膜症という段階へ進行する可能性が高いです。これは糖尿病網膜症よりも血管障害が進行している状態で、網膜に血流が行き届いていない部分ができてしまいます。血液中に含まれる酸素も網膜の一部へ行き渡らなくなり、虚血状態になっている部位も出てくるでしょう。

基本的には無症状ですが、かすみ目などの自覚症状が出ることもあります。

網膜に血液が行き渡らなくなると、酸素を求めて新しい血管を作り出そうとします。新しく作られた血管を新血管と呼びますが、作られたばかりの状態は壊れやすいので、目の中では度々出血が起きるでしょう。すると、視界に虫が飛んでいるように見える飛蚊症や、視力低下を招く可能性があります。

このような状態を増殖糖尿病網膜症と呼び、自然に治ることはほとんどありません。